完璧なものなんてありえない。
どこかしら欠けているものがある。
それでも僕は、強く強く一人でも生きていくすべを探していた。
僕は1つだけ知ったことがある。
"代価を払わなければ何も得ることはできない”
犠牲なくして、手に入るモノはない。
それでも僕は、何も失うこともなく得たものがある。
それは、大切な大切な心だ。
前よりも忙しい日々なのに、それでも僕はこころに余裕が持てる。
誰かに優しくなれる方法なんて分からなかった。人に感謝しろ、なんてさ、その大事さはわかってるんだ。
だけど、どうしたらそうなれるかなんて何処にも書いてないじゃないか。教えてくれよ。
・・・・あんなにも動けずに人間として最低だと思っていた。
そんな僕に天から与えたくださったのは”こころ”だった。
何も何も、失うこと無く僕に与えて下さったのです。
一番、大事な心を、一番最初に。
動き出した心はクルクルと回りだして回転する。そのスピードに僕に乗ろう。けして止めてはならない。
今僕は、補助輪の重さを感じない。このまま、僕は変わり続けたいんだ。
代価とは・・・、犠牲とはなんだろうか。
心が”辛くない・失うのが惜しい”と思わなければ、それはけして代価じゃないと僕は思う。
それよりも与えられるもののほうが大きいんじゃないだろうか。
まだ試練も何も知らない僕に、交換条件を出すこと無く
そして僕は気づいた。
完璧になんかなれないと。
一人でも生きていける力が欲しかった。自分の事ですら危うい人生なのに他の誰かを守れるはずなんてないと思った。
だけどそれは違うんだ。こんな僕でも守れるものがある。
僕は願うよ。父が進んで喜びを見つけようとするならば、その背中を押そう。その足元を照らしてあげようと。
完璧なんかありえない。僕は何になりたかったのだろう。何を得れば満足したというのだろう。
相手のことを考えない一人よがりの無い物ねだり。先を急いでどれも傷だらけ。小さな失いことが嫌で縮こまって守るから大きなものが見えてなかった。相手の嫌なところばっかり目について、自分のことは棚に上げる。
だからもう、完璧なんてもういいんだ。なれなくても、もういい。そこまで手が回るはずなんてないんだからさ。
ほんの少し、頑張れたなら褒めてあげよう。
自分を信じれば良い、手を取って繋がれば強くなれる。遅くたって良い着実に前にすすめるなら。
縮こまなくたっていいよ。もっと、もっと手を広げてのびのびすれば良い。
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