小説を全て削除させて頂きました。
楽しみに来て下さった方々、ありがとうございました。
去年は、小説は書くかもしれませんと言いましたが、決断しました。
今後、一切書きません。
鏡音リン、レン。そして他の子達もカメコの手では動き出すことは無いです。
2014.08.27
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さよなら、思い出たち
さよなら、光輝くドブにおちたキャンディ
これは私の肉になるもの
時間を費やした、あの日を生きた証
いわば、私の命
さよなら、私の綴った大好きな物語たち
本当は、宝物のように引き出しの中に仕舞っておきたかったけど
私があまりにも取りだすから
自分との約束が守れなかった
だからごめんね
もう手放さなければいけないんだ
これがあると私は前に進めないの
この輝きに、目が眩むから
これらが私を掴んで離さない
だからどうか、もう、解放して欲しい
捨てさせてよ、一切跡形もなく
だってこれは私を腐らせるものだから
さよなら、さよなら
ねじれた世界で生きる実体の無い子供たち
現実にはできない、不可能を可能にする夢の世界よ
不満を、不道徳を、叫び続ける世界
君たちは本当には生きていないから
私はもう、追うことはできない
私は貴方に会ってから沢山の愛と言葉をもらいました
その感動を、選んだ決意を、物語に変えたかったけど
貴方の奥深さに敵うはずがなかった
どんな文も、言葉も、考えも、世界の広さも
代わりに演じる彼らが、伝え切ることもできませんでした不完全な私の作り出す世界観なんて、所詮はちっぽけな箱なのです
全て見えては居ないのです
まだ私は、自分の物語に酔っているのですか
多くの人に評価されたいと思っているのですか
異色の展開が脚光を浴びる世界に、形作られたいのですか
それが父を悲しみませることになってもですか
脚色して面白可笑しく塗り重ねて、愉しませるのですか
文を綴る事は私の命です
新しい話を作るのを辞め、離れてもなお
一日に何度、フレーズが頭を駆け巡ることでしょう
そして今浮かんだ言葉よりも、巧みな、美しい言い回しを永遠と探し続けるのです
これらを止めることはできますか
どうしたらいいのですか
築き上げない言葉を考え、時間を費やすことになんの意味があるのでしょうか
だから、どうか、
捨てさせて下さい
そしてできるならば
共に励まし合うためにオーダーメイドの手紙を、それぞれ沢山の人に贈れる者にしてください
たとえ何かを捨てたとしても
その分、幸せなものに時間を使ってると
胸を張って言えるように
大丈夫、心は虚しくならないよと
私がその証拠だよと
伝えられる日まで……
来年の自分が、道のずっと先に居ますように………
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